オールオン4とは?費用・メリット・デメリットと後悔しないポイント
「入れ歯では固いものが噛めず、食事がつらい」「残っている数本の歯が痛む、歯周病でぐらついてきた」「歯を抜いたあと、総入れ歯になるのは抵抗がある」。そんな方にも、入れ歯を使わずにしっかり噛めるようになる方法があります。その選択肢の一つがオールオン4(All-on-4)です。
この記事では、神田のエス歯科クリニックが、オールオン4の仕組みや総入れ歯との違いから、費用・メリット・デメリット、そして後悔しないためのメンテナンスまで、国内外の研究データをもとに深掘りして解説します。ご家族の治療について調べている方も、ぜひ参考にしてください。
オールオン4とは?
4本のインプラントで片顎すべての歯を支える治療法
オールオン4とは、歯を失ってしまった上下どちらか片方の顎に4本(状態により6本)のインプラントを埋め込み、前歯から奥歯まで連結した10〜12本の固定式の人工歯を支えることで、その顎のすべての歯を補う治療法です。
2003年にポルトガルの歯科医師パウロ・マロらが報告した方法(※1)で、20年以上にわたり世界中で臨床応用や研究がなされており、日本国内でも広く行われている治療法の一つです(※2)。
総入れ歯・オーバーデンチャー・通常のインプラントとの違い
歯をすべて、またはほとんど失った場合の治療法には、オールオン4以外にも「総入れ歯」「インプラントオーバーデンチャー」「通常の全顎インプラント」があります。それぞれの違いを比較表で確認しましょう。
| 比較項目 | 総入れ歯 | インプラントオーバーデンチャー | オールオン4 | 通常の全顎インプラント |
|---|---|---|---|---|
| 固定方法 | 歯ぐき(粘膜)にのせる(取り外し式) | 2〜4本のインプラントで入れ歯を固定(取り外し式) | 4本(〜6本)のインプラントで固定(固定式・10〜12本連結) | 8〜14本のインプラントで個別に固定(固定式) |
| 噛み心地・違和感 | △ ズレやすく硬いものが噛みにくい(天然歯の約10〜30%/上あごを覆うため違和感が大きい) | ○ ボタン等で固定されるため総入れ歯よりしっかり噛める | ◎ 天然歯に近い感覚でしっかり噛める(天然歯の約70〜80%/上あごを覆わず違和感が少ない) | ◎ 天然歯とほぼ同等にしっかり噛める(天然歯の約80〜90%) |
| 骨を増やす手術(骨造成) | 不要 | 不要なことが多い | 傾斜埋入により避けられる可能性が高い | 骨の量によっては必須(サイナスリフト等) |
| 歯が入るまでの期間 | 型取りから約1〜2か月 | 手術から約3〜6か月(その間は仮の入れ歯) | 条件が整えば手術の翌日に固定式の仮歯が入る(最終歯は約6か月〜) | 約半年〜1年以上(骨と結合するまで固定式の歯は入らないことが多い) |
| 保険適用・費用相場(片顎) | 保険適用あり(約1〜2万円)/自費(約30〜100万円) | 自費(約80万〜150万円程度/当院:115万〜215万円) | 自費(当院目安:3,003,000円〜) | 自費(約350万〜500万円以上) |
| お手入れ・老後の対応 | 毎日取り外して洗浄が必要 | 自分で取り外して清掃できるため、介護時も管理しやすい | 天然歯と同様の歯磨き+定期メンテナンス(将来は取り外し式への変更も可能) | 天然歯と同様の歯磨き+定期メンテナンス |
※一般的な傾向で、口腔内の状態により個人差があります。
オールオン4が向いている人
- 入れ歯の安定性が悪く、食事中の痛みや外れやすさで苦労している方
- 歯は残っているが、重度の虫歯や歯周病でほとんど使えない方
- 歯をすべて、またはほとんど失っている方
- 顎の骨が少ないと言われ、従来のインプラントをあきらめていた方
- 取り外しのない固定式の歯で、天然歯に近い感覚でしっかりと噛めるようにしたい方
オールオン4の5つのメリット

オールオン4の最大のメリットは、手術の翌日には固定式の仮歯が入り、骨を増やす大掛かりな手術を回避しながら、身体と費用の負担を抑えてしっかり噛める歯を取り戻せることです。
① 条件が整えば、手術の翌日には固定式の仮歯が入る(即時荷重)
オールオン4の大きな特長は、手術後すぐに固定式の仮歯を装着できることです。これを専門用語で「即時荷重」といいます。オールオン4に関する過去の報告でも、多くの症例で手術後48時間以内に人工歯が装着されています(※3)。
当院でも、基本的に手術の翌日に仮歯を装着します。「歯がない期間」をほとんどつくらずに済むため、仕事や人前に出る予定がある方も治療を受けやすくなります。骨との結合を数か月待ってから歯を入れることが多い一般的なインプラント治療と比べ、大きな利点です。(※ただし、骨の硬さや状態によっては、すぐに仮歯を入れられない場合もあります)
② 「傾斜埋入」で、骨を増やす手術なしで治療できる可能性がある
奥歯の部分は、骨が痩せていたり、上あごの空洞(上顎洞)や下あごの神経が近かったりして、そのままではインプラントを埋め込めないことがあります。オールオン4では奥の2本を斜めに埋め込む「傾斜埋入」によって、骨のある部分を最大限に活かして人工歯を支えます(※4)。世界各国からの報告でも、斜めに埋めた場合とまっすぐ埋めた場合で治療成績に差がないことが示されています(※3, 5)。
そのため、大掛かりな骨を増やす手術(骨造成)をせずに治療できる可能性が高まります。
上あごの骨を増やす手術「サイナスリフト・ソケットリフト」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
③ 埋入本数が少なく、手術や治療期間・費用の負担を抑えやすい
従来の全顎インプラントでは片顎に8〜14本ものインプラントを埋め込む必要があり、さらに骨造成が必要になると手術回数も治療期間も増えてしまいます。アメリカで行われた研究では、オールオン4は従来の全顎インプラント治療と比べて手術回数が少なく、治療期間も短く、総費用も抑えられると報告されています(※6)。
④ 総入れ歯と比べてしっかり噛め、上あごを覆わないので違和感が少ない
オールオン4の人工歯はインプラントで顎の骨にしっかりと固定されているため、総入れ歯のようにズレたり外れたりしにくいのが特長です。総入れ歯と比べた研究でも、噛みやすさや満足度、生活の質(QOL)が向上すると報告されています(※7)。
また、上あごの粘膜を広く覆わない形状のため、吐き気や発音への影響、装着時の違和感が少なく、食べ物の温度や味を感じやすいのも魅力です。しっかり噛む力を保つことは、全身の健康維持やフレイル(加齢に伴う心身の衰え)の予防にもつながるとされています(※8)。
⑤ 10年以上の長期研究データで高い生存率が示されている
下顎にオールオン4を行った患者さん471人を10〜18年追跡した研究では、人工歯の累積生存率が98.8%、インプラントの累積生存率が93.0%と報告されています(※9)。つまり、10年以上たっても、人工歯は100人中およそ99人、インプラントは100本中およそ93本が使われ続けているということです。
また、上顎または下顎にオールオン4を行った日本人の患者さん561人を3〜17年追跡した研究でも、インプラントの累積生存率は上顎97.4%、下顎98.9%という高い結果が出ています(※2)。長く使い続けるためには、治療後の適切なメンテナンスを続けることが大切です。
(※ここで紹介した数値は国内外の研究報告によるもので、当院の治療成績を示すものではありません。結果には個人差があります)
後悔・失敗しないために知っておきたい
3つのデメリットと対策

オールオン4で後悔しないためには、「残っている歯の抜歯が必要になること」や「1本のトラブルが全体に影響する構造上のリスク」を事前に理解しておくことが不可欠です。
① 残っている歯を抜く判断が必要なことがある
オールオン4は、歯がすべてない方や、残っている歯の多くが保存の難しい状態にある方を対象とした治療法です(※10)。そのため、痛みやぐらつきのある歯はもちろん、人工歯全体の噛み合わせのバランスを整えるために、まだ残っている歯も治療計画に合わせて抜歯が必要になることがあります。
- 当院の対策:当院では歯科用CTを完備しています。無料カウンセリングと精密検査を通して、一本一本の歯が残せるかどうかも含め、本当にオールオン4が最適か、あるいは歯を残して部分的なインプラントにするべきか、お一人おひとりに適した診断を行ったうえで治療方針を決めます。
② 1本のトラブルが人工歯全体に影響する
オールオン4は4本のインプラントで人工歯全体を支えるため、万が一1本のインプラントにトラブルが起きてしまうと、連結された人工歯全体の修理や作り直しが必要になる場合があります。ただし、上顎にオールオン4を行った患者さんの研究では、人工歯の欠けやネジの緩みなどのトラブルが起きた割合は、仮歯の時期の58.8%に対し、最終的な人工歯では7.3%まで大幅に減っています(※11)。
- 当院の対策:定期メンテナンスで噛み合わせやネジの状態を確認し、早めに対処することが大切です。また、上顎など骨が柔らかいケースや噛む力が非常に強い方の場合、より安全性を高めるためにインプラントを6本に増やして支える方法をご提案することもあります。
③ 発音や噛み心地に慣れが必要
お口の中の感覚は極めて繊細です。そのため、新しい歯の形や厚みに慣れるまでは、サ行やタ行などの話しにくさや、噛み心地の違い、頬を噛みやすいといった感覚が出ることがあります。即時荷重で治療した患者さん10人の発音を調べた研究では、多くの方が3〜6か月で発音に慣れています(※12)。
- 当院の対策:いきなり最終的な歯を入れるのではなく、数か月間の「仮歯の期間」に実際の生活の中で話しやすさや噛み合わせ、見た目を細かく確認・調整し、その結果を最終的な人工歯の設計に反映します。
オールオン4の費用と医療費控除・分割払い

オールオン4は保険適用外の自由診療であり、当院では片顎3,003,000円(税込)〜が目安です。医療費控除やデンタルローン(12回払いまで金利0%の特別プランあり)を活用することで、実質的な負担を抑えることが可能です。
当院の費用と、費用に含まれるもの
当院のオールオン4の費用は、片顎で3,003,000円(税込)〜(※分割120回払いの場合:月々30,261円〜)が目安です。
上下両顎を行う場合は、選択する上部構造の素材(義歯タイプ110万円〜プレミアムジルコニア264万円)や骨の状態により変動するため、約500万円〜600万円(税込)〜が目安となります(実際の症例では520万円〜860万円程度など、状態やご希望の素材に合わせて個別にお見積りいたします)。
【基本費用に含まれるもの】
- インプラント本体の埋入費用(4本)
- アバットメント(連結部)
- 最終的な上部構造(人工歯)
※オペ代(33,000円)、CT撮影料(22,000円)、仮歯(231,000円)、セカンドプロビジョナル(最終形態に近い仮歯:110,000円)、静脈内鎮静法(121,000円〜)、骨造成(必要な場合)などは、お口の状態や選択するプランに応じて別途費用がかかります。事前のカウンセリングと精密検査後に明確なお見積りをご提示します。
※治療後の定期メンテナンス費用は、1回あたり16,300円〜19,800円(税込・インプラント管理加算込み)が目安です(60分のGBTメインテナンスコース16,300円、75分のプロフィラキシスコース19,800円)。
デンタルローン(12回まで金利0%プランあり)や医療費控除も利用できます
- デンタルローン(分割払い):一度にまとまった初期費用をご用意いただくのが難しい場合でも、当院ではデンタルローンやクレジットカードによる分割払いに対応しております。特に「12回(1年)払いまでなら頭金0円・金利0%のエス歯科グループ特別プラン」もご利用いただけるため、無理のないお支払いプランをご相談いただけます。
- 医療費控除:自由診療のインプラントやオールオン4の治療費も、一般的な水準を著しく超えるものでなければ、確定申告によって「医療費控除」の対象となり、所得税の一部が還付され翌年の住民税も軽減されます(※13)。実際に控除される金額は所得などによって異なるため、詳しくは管轄の税務署やお住まいの区市町村にお尋ねください。
費用を抑えたい・取り外して洗いたい方には「インプラントオーバーデンチャー」という選択肢も
「オールオン4は予算的に難しい」「将来を考えて、自分で取り外して洗えるタイプがいい」という方には、2〜4本のインプラントを埋め込み、ボタンのような留め具で入れ歯をパチンと固定する「インプラントオーバーデンチャー」という治療法もあります。取り外し式ではありますが、通常の総入れ歯のようにズレたり外れたりしにくく、オールオン4よりも費用を抑えられる(当院料金:1,150,000円〜2,150,000円税込 ※オペ代・インプラント費用含む)ため、ご希望に合わせて比較検討していただけます。
オールオン4の治療の流れと期間
治療期間は全体で6か月〜1年程度、通院回数は約6回〜10回程度が目安です。
STEP1〜4:検査から手術翌日の仮歯装着まで

- 無料カウンセリング:現在のお悩みやご希望をうかがい、お口の状態を確認したうえで治療の内容・概算費用・リスクをご説明します。
- 精密検査・診断:歯科用CTで骨の厚みや神経・血管の位置を立体的に確認し、コンピュータ上で緻密な治療計画を立てます。手術では、この計画どおりの正確な位置・角度・深さにインプラントを埋め込むためのマウスピース型ガイド「サージカルガイド」を作製・使用します。
- インプラント埋入手術:4本のインプラントを埋め込みます。当院では、手術への恐怖心や不安が強い方のために「静脈内鎮静法」にも対応しています。点滴で鎮静薬を投与し、うとうとと眠っているようなリラックスした状態で、痛みや時間をほとんど感じることなく手術を受けられます。
- 仮歯の装着:条件が整えば、手術の翌日に固定式の仮歯を装着します。
STEP5〜6:最終的な人工歯が入るまで

- 治癒・調整期間(約3〜6か月):消毒・抜糸を行った後、インプラントと顎の骨がしっかり結合するのを待ちながら、仮歯を使って日常生活を送っていただき、数回の通院で噛み合わせや発音、見た目の微調整と最終的な型取りを行います。
- 最終的な人工歯の装着:インプラントが骨と強固に結合したことを確認し、仮歯での調整データを反映させた最終的な人工歯(上部構造)を装着して治療完了となります。
オールオン4の寿命と、長く使うために大切なこと

オールオン4は10年以上の高い生存率が報告されていますが、長持ちさせる最大のカギは「インプラント周囲炎」を予防するための定期メンテナンスです。
オールオン4の寿命は?長期の研究データから見るリスク
前述のとおり、長期データで90%以上の高い生存率が報告されており、人工歯が欠けるなどのトラブルがあっても修理などで対応しながら長く使い続けられることがわかっています(※9)。
一方で、同じ研究において「インプラントの周りに炎症を起こしたことがある人は、インプラントを失うリスクが約4.4倍高い」ことも示されています(※9)。長持ちさせるためには、トラブルを未然に防ぎ、早期に発見することが何より重要です。
長持ちのカギは「インプラント周囲炎」の予防
インプラント周囲炎とは、歯垢(プラーク)の中の細菌が原因でインプラントの周りの歯ぐきに炎症が起き、支えている顎の骨が少しずつ溶けて失われていくインプラントの歯周病です(※14)。過去の報告では、インプラントを入れた人の約22%に周囲炎がみられ、使用期間が長いほど多くなる傾向があるとされます(※15)。初期のサインは歯ぐきからの軽い出血程度で痛みがほとんどないため、ご自身では気づきにくいのが怖い点です。
定期メンテナンスでは何をするの?
歯ぐきに軽い炎症(周囲粘膜炎)がある人を5年間追跡した研究では、骨が溶けるインプラント周囲炎へと進行してしまった割合が、メンテナンスを受けなかった人で43.9%だったのに対し、定期的にメンテナンスを受けた人では18.0%まで抑えられたと報告されています(※16)。通院の間隔は、長くとも5〜6か月ごと(理想は3〜4か月ごと)が目安とされています(※17)。
当院では、お一人おひとりのリスクに合わせてセルフケアの指導内容やメンテナンスの間隔を決めています。定期メンテナンスでは、歯ぐきの検査やレントゲンによる骨の状態確認、噛み合わせ・ネジの緩みのチェック、そしてご自身では落とせない汚れを除去する専門的なクリーニングを行います。
毎日のセルフケアと生活習慣で気を付ける3つの点
- 毎日のセルフケア:通常の歯ブラシに加えて、連結された人工歯と歯ぐきのすき間を清掃できる専用のフロス(スーパーフロス)や歯間ブラシ、水流洗浄機などを使いましょう。使い方は歯科衛生士が丁寧にお伝えします。
- 禁煙:喫煙者はインプラントの失敗(脱落)リスクが、非喫煙者の約2.4倍に跳ね上がると報告されています(※18)。インプラントを長持ちさせるためにも禁煙を強くおすすめします。
- 糖尿病などの全身管理:糖尿病の方はインプラント周囲炎のリスクが約1.5倍高いとされており(※19)、血糖値のコントロールが大切です。未治療の方には、必要に応じて内科の受診をお勧めすることがあります。
オールオン4に関するよくある質問
Q. オールオン4に健康保険は使えますか?
A. オールオン4は、原則として公的医療保険が使えない自由診療です。
腫瘍や外傷などで顎の骨を広い範囲で失った場合や、生まれつきの病気(先天性欠損など)で多くの歯や骨が欠けている場合など、国が定めた極めて限られた条件では保険が適用されるインプラント治療(広範囲顎骨支持型装置)もあります。ただし、一般的な虫歯や歯周病、加齢による歯の喪失・骨の減少は保険の対象外であり、保険適用で実施できるのも国の施設基準を満たして届け出た大学病院などに限られます(※20)。
Q. 何歳から・何歳まで受けられますか?
A. インプラント治療は、顎の骨の成長が終わる20歳前後から行うのが原則です(※21)。
上限については、年齢そのものよりも「全身の健康状態」や「顎の骨の状態」が判断のポイントとなります。全身状態が良好であれば、70代・80代といったご高齢の方でも、若い方とインプラントの治療成績に大きな差はないとされており、実際に当院でも50代〜70代以上の方から多くのご相談をいただいています。
Q. 持病がある方や、タバコを吸っている方でも受けられますか?
A. 糖尿病や高血圧、心臓疾患などの持病があっても、主治医のもとで病状や数値が安定していれば治療を受けられる場合があります。
ただし、骨粗鬆症などで骨を強くする薬(ビスホスホネート製剤などの骨吸収抑制薬)を使用している方は、抜歯や手術をきっかけに顎の骨の壊死(薬剤関連顎骨壊死)に関わることがあるため、必ず事前にお薬手帳をご持参のうえお知らせください(※22)。また、喫煙は骨との結合を妨げ失敗リスクを高めるため、治療を機に禁煙をおすすめします(※18)。
Q. 仮歯の期間に気を付けることはありますか?
A. プラスチック製の仮歯は、最終的な人工歯に比べて欠けたり割れたりするトラブルが起きやすいことがわかっています(※11)。
インプラントと骨が結合するまでの仮歯の期間は、おせんべいやナッツなどの硬いもの、お餅などの粘りのある食べ物を控えるなど、歯科医師の指示に沿ってお過ごしください。発音のしづらさも、多くの方は3〜6か月で慣れていきます(※12)。気になる点は、仮歯の調整の際に遠慮なくご相談ください。
Q. 将来、高齢になって介護が必要(寝たきり等)になったらどうなりますか?
A. ご自身での歯磨きや通院が難しくなった場合は、固定式の人工歯を取り外し式(オーバーデンチャー等)に作り変えて、ご家族や介護スタッフの方がお手入れしやすくすることが望ましい対応と考えられています(※23)。
万が一のライフステージの変化にも柔軟に対応できるよう、治療を受けた歯科医院に定期的に通い続け、使用しているインプラントのメーカーやパーツの記録を残しておくと将来も安心です。
後悔しないために、
メンテナンスまで一貫して相談できる歯科医院へ

オールオン4は、条件が整えば手術の翌日には固定式の仮歯が入り、総入れ歯よりも快適かつしっかり噛めることが期待できる画期的な治療法です。一方で、自由診療であることや、10年、20年と長く使うためには治療後のメンテナンスが欠かせないことも知っておきましょう。
神田のエス歯科クリニックでは、歯科用CTを用いた精密な診断と無料カウンセリングを行っています。JR「神田駅」南口より徒歩10秒(JR総武線「新日本橋駅」徒歩6分、東京メトロ銀座線「三越前駅」徒歩8分)と非常に通いやすい立地にあり、患者さんご本人だけでなくご家族と一緒のご相談やセカンドオピニオンも歓迎しております。
オールオン4がご自身に合っているか、あるいはインプラントオーバーデンチャーや通常のインプラントが良いか、治療後のメンテナンスまで含めて最適なプランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
オールオン4治療に伴う一般的なリスク・副作用について
- 自由診療について:オールオン4およびインプラント治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)です。
- 標準的な費用(自費):片顎 3,003,000円〜(税込)/上下両顎 約500万〜600万円〜(税込)(骨の状態や選択する人工歯の材質等により異なります)
- 標準的な治療期間・回数:約6か月〜1年程度(通院回数:約6回〜10回程度)
- 主なリスク・副作用:
- 外科手術を伴うため、術後に一時的な腫れ・痛み・内出血が生じることがあります(通常は数日〜1週間程度で落ち着きます)。
- 骨の質や全身状態、喫煙等の影響により、インプラントが顎の骨と結合しない(脱落する)リスクがまれにあります。
- 治療完了後、毎日のセルフケアや歯科医院での定期メンテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」を発症し、骨が溶けてインプラントを失う原因となります。
- 強い歯ぎしりや食いしばり、硬いものの咀嚼により、人工歯の破損(欠け・割れ)や固定ネジの緩みが生じることがあります。
- 上顎の手術の場合、一時的な鼻出血や上顎洞炎(副鼻腔の炎症)が生じるリスクがあります。
- 下顎の手術の場合、まれに下歯槽神経の損傷・圧迫による下唇や顎のしびれ(知覚異常)が生じるリスクがあります(当院ではCTおよびサージカルガイドを用いて神経損傷リスクの回避を徹底しています)。
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